国内最大級のユーザーインタビュープラットフォーム uniiリサーチ(ユニーリサーチ)
導入事例

ユニーリサーチで得られたリアルな言葉を元に、クライアントの事業開発を支援 「FLUX Insight」が提供する事業推進支援とは

ユニーリサーチで得られたリアルな言葉を元に、クライアントの事業開発を支援 「FLUX Insight」が提供する事業推進支援とは
株式会社FLUX 酒井/中谷
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FLUXは、独自のAI技術やデータ分析を強みに、デジタルマーケティングから採用活動まで、ビジネス成果に直結するサービスを提供している企業です。提供サービスの一つである「FLUX Insight」は、顧客の事業推進に伴走し、戦略立案から実行までを支援する事業です。同社自身が複数事業を立ち上げ、実際に急成長させてきたメソッドと、AIやデータ技術とを掛け合わせることで、顧客の目標達成に貢献しています。

今回は、「FLUX Insight」にてユニーリサーチをご活用いただいている同社執行役員/AI Solution本部 本部長 酒井芳樹さんと、AI Solution本部 シニアコンサルタント 中谷京介さんに活用メリットなどをお伺いしました。
※本記事の内容は取材日2024年2月27日時点のものとなっています

事業グロースのナレッジ × AIテクノロジー 伴走型の事業推進サービス「FLUX Insight」

酒井様 執行役員/AI Solution本部 本部長 酒井芳樹さん

― 御社事業と、ユニーリサーチを活用いただいている「FLUX Insight」について教えてください。

酒井さん: FLUXは、「テクノロジーをカンタンに。」のミッションのもと、AI技術を開発スキルや知識がなくても簡単にビジネス活用できる「FLUX AI」を開発しているスタートアップです。従来は、広告・マーケティング領域を中心にご評価をいただいてきましたが、現在は「FLUX AI」を共通基盤として幅広い領域で、約10のサービスを展開しています。

その中で、「FLUX Insight」は、実行伴走型の事業推進サービスです。当社が、複数事業のグロースを通して培ってきたナレッジと、強みであるAI・データ活用とを組み合わせ、目標達成までパートナーとして伴走していきます。「FLUX Insight」では新規事業における、0→10すべてのフェーズがご支援の範囲です。特に不確実性が高く、アクションの選択が難しい「選定市場の検証」「事業規模の拡大」といったフェーズにおいても、テクノロジーを活かした素早い検証サイクルで事業成長を支援をしています。

― 「FLUX Insight」は、具体的にどのようなご支援をされているのでしょうか?

中谷さん: 最も多いのは、大手企業様の新規事業の立ち上げに関するご支援です。そもそもの事業仮説の企画から、”勝てる”事業へと進化させるための仮説検証、また事業グロースに向けた要件の探索など、ご支援テーマは多岐に渡ります。
弊社のサービスは、助言型のコンサルティングというよりも「実務者」であることをご評価いただいており、新規事業を前に進めるパートナーとして、アクションを実行していきます。クライアントによっては毎日でも横について、会話し、一緒にアクションを遂行することもあります。

事業推進のために、私たちがやるべきことは明確です。顧客を発見し、仮説検証を通してニーズを捉え、その上で実際に売れるかどうかを確認する。この一連のアクションを、少人数体制であることも多いクライアントが実行し続けるのは、非常に困難です。そこでクライアントが目指す事業像を理解した上で、やるべきことの優先順位を定義し、共に行動していきます。

インタビューを通して得られるリアルな言葉。仮説を手触り感のあるものへ

― ユーザーリサーチを実施される目的について教えてください。

酒井さん: なぜ、FLUXが「FLUX Insight」を行うのかといえば、私たち自身が自社事業を立ち上げる中でユーザーリサーチを大事にしてきたからです。つまり“中の人”、当事者に聞かないと分からないペインやニーズがあると考えています。

事業を成長させるためには、そうしたペインやニーズを仮説のままにしておくのではなく、手触り感あるものとすることが必要で、その検証をクイックに実現できる、ユーザーインタビューには価値があると考えています。ユーザーインタビューからしか得られない、生々しい、リアルな言葉があります。それによって事業を進めるべきか、もしくは「このままだとサービス提供者側の自己満足になってしまう」かといった判断ができるようになってきます。

ユーザーインタビューを通して、本当の市場の声を知ることが事業推進には重要です。


中谷様 AI Solution本部 シニアコンサルタント 中谷京介さん

― ユニーリサーチは、どんなシーンで使っていただいているのでしょうか?

中谷さん: 活用シーンは多岐にわたります。「本当にこんな人いるのか?」といったアイディア段階での仮説探索、サービスコンセプトが対象顧客に受け入れられるかの仮説検証、さらに「受け入れられるなら、何円で売れるのか?」といったテストセールスの場面でも使っています。

私は、もともと酒井の元で自社の新規事業開発に携わっており、その際にもユニーリサーチを活用しておりました。
その経験を通じて、ユーザーの生の声を収集する重要性を痛感しており、インタビューにはクライアントに同席をお願いすることもあります。とはいえ、事業開発はスピードが命なので、当社でワンストップで実行するパターンも多いです。

これまでの募集テーマとしては、「衣食住」や「働く」といった生活に根付くテーマで特に多くの方の応募がありました。シニア層の方へのユーザーインタビューも全く問題なく実施できました。

― 具体的なユーザーインタビューの進め方についても、ぜひ教えてください。

中谷さん: 1プロジェクトに対して、5〜6回募集を行うことが多いです。1つの募集に対して2〜3名にご協力いただくので、合計15〜18件のインタビューを実施します。生成AIも活用しながら募集要項を作成し、一度自分でもテストとして回答してみてから募集を行います。募集期間は長くても1週間ほどです。

複数回の募集を行うのは、ユーザーインタビューをするごとに顧客や課題の解像度があがり、仮説が進化していくためです。最初は大まかに聞き、徐々に対象者が絞れてくるにつれてインタビューにおける質問もより具体的になっていきます。

多面的なインサイトの理解で企画の納得感が向上 プロジェクト全体の目線感が合った

― ユーザーインタビューを通して、どんな効果がありましたか?

中谷さん: とある案件では、クライアントが想定する理想のユーザー像“ではない方”のインタビューを実施しました。それによって我々の知らない顧客の一面を知ることができ、顧客のインサイトを多面的に理解できたことで、企画の納得感が高まりました。その結果、クライアント組織内での意思決定もスムーズに進み、目線を同じ方向に合わせられたと聞いています。ユーザーインタビューでプロジェクト関係者全員で顧客を理解することにより、共通認識が生まれ、プロジェクトが円滑に進むという効果を感じています。

一方で、プロジェクト上は非常にポジティブだったと考えているのですが、仮説自体が的外れだと判明することもありました。都合のよい情報を積み上げるだけでは、本質的に正しい事業にはなりません。ユーザーインタビューを通して早い段階で軌道修正に必要な声を拾えることも重要だと思います。

自分が信じているものしか目に入らないのが、人間の特性です。一生懸命に取り組むからこそ、クライアント自身では企画の穴が見えにくいものです。私たちは、陥りがちな罠にハマらないようにユーザーインタビューを駆使しながら、サポートをさせていただいています。


酒井様

― ユニーリサーチで気に入っている点があれば教えてください。

酒井さん: スピード、コスト、クオリティがいずれも素晴らしいことですね。私は、立場上、お客さまへの提案活動を行ったりプロジェクト開始前にディスカッションを行うケースが多いのですが、その際に、対象事業の解像度を高めたり、インサイトを得ることにも利用させていただいています。パッと募集して、予算の範囲内でしっかりとインサイトを得る。様々なサービスを利用してきましたが、同様のことができるのはユニーリサーチ以外には思いつきません。

中谷さん: もしユニーリサーチがなかったら、日々色々な媒体やSNSでダイレクトメッセージを送ってインタビュー対象者を探すしかなかったと思います。そうした募集の手間が省けるのは、とてもありがたいです。機能としては、スクリーニング調査で自由記述の回答を得られることや、日程調整が楽なこと、URLの送付忘れを自然に防いでくれるようなUIが気に入っています。

― 最後に、今後の展望について教えてください。

酒井さん: ありがたいことに、この1年間で大手金融機関や大手通信会社、大手メーカー、大手印刷会社、大手アパレルなど、日本を代表するような企業のお客さまが続々と「FLUX Insight」を利用してくださるようになりました。同時に、お客さまからのご要望は多様化してきていることも感じております。個性に富んだメンバーをさらに拡充し、より大きくお客さまへの価値貢献ができる組織を作りたいと思います。ユニーリサーチについてもチーム全員が使いこなせる状態にしていきます(笑)

株式会社FLUX
会社名
株式会社FLUX
業種
IT・ソフトウェア
社員数
180名
2024年3月時点
導入事例
CASE