ユーザーインタビュープラットフォーム『uniiリサーチ』大手企業向けチーム機能正式版を提供開始
株式会社LIFULLが提供するユーザーインタビュープラットフォーム『uniiリサーチ』は、2022年6月23日、請求書支払い等に対応した大手企業向けの機能「チーム機能」の正式版提供を開始したことをお知らせします。
ユーザーインタビューを、最短即日で開始でき、従来の調査コストの約1/10で実施できる『uniiリサーチ』は、出光興産、ワコールホールディングスをはじめとした大手企業の新規事業提案制度における、新規事業立案の過程で活用されています。
今回の機能追加により、アカウント管理や決済の負担を軽減し、より多くの企業に導入しやすくなりました。
2022年3月〜2022年6月に提供した、クローズドβ版は大手企業を中心に16社に利用されました。
〇プライム上場企業153社で新規事業提案制度を実施、うち60%以上が2017年以降に開始
独自調査にてプライム市場上場企業のうち、153社が新規事業創出を目的として新規事業提案制度(※1)を実施していることがわかりました。さらに61.4%の企業が2017年から実施開始するなど急激に浸透しています。(※2)
国内市場の成熟により企業の成長率が低下したことを背景に、新規事業による事業の多角化を目指し、事業創出や人材開発を目的とした取り組みを推進する企業が増えていると想定されます。その一環としてボトムアップ型で社員からの事業提案を募る、新規事業提案制度を実施する企業が増加しました。
事業提案のプロセスにおいては、顧客の声を活かし新規事業アイデアを検討するために、ユーザーインタビューを行う企業が増えています。
しかし一般的なリサーチ会社のサービスは、インタビュー開始までに「時間」と「コスト」が多くかかっていたことから、事業提案制度での導入が進んでいませんでした。一方で『uniiリサーチ』は、依頼企業とモニターをWEBで直接マッチングし、手続きをシステムにより効率化したことにより、インタビュー開始までにかかる時間を72%、1名あたりにかかる費用を92%削減しています。(※3)
最小限の予算かつ、スピード感あるサービス実装が求められる新規事業で活用しやすいサービスとして、多くの大手企業で利用されています。
※1 社内公募により新規事業アイデアを募り、3~6か月等の期間で事業アイデアをブラッシュアップし、事業化を目指す制度
※2 上場企業HP等より独自に調査(プライム上場企業1839社を対象に2022年6月実施)
※3 リサーチ会社のHPで明示されている数値より独自に調査
〇チーム機能とは
チーム機能は下記3つの機能を利用することが可能です。
①請求書支払い機能
メンバーが利用した金額を1つの請求書でまとめて支払いが可能です。月間利用額を翌月以降に一括払いできます。※通常プランはクレジットカード決済のみ
②メンバー管理機能
管理者権限を持ったメンバーは、いつでもメンバーの追加・削除が可能です。未登録メンバーにはサービス案内メールが自動で送信されます。
③請求管理機能
管理者権限を持ったメンバーは、チーム内での利用状況をリアルタイムに把握できます。
上記機能により新規事業提案制度の事務局は、事務・経理コストをかけずに新規事業提案制度の参加者がいつでも、かんたんにユーザーインタビューを行い、事業案をブラッシュアップできる環境づくりが可能となります。
チーム機能紹介ページはこちら
https://unii-research.com/business/team/
〇大手企業新規事業創出制度の事務局の方々からのコメント
出光興産株式会社 デジタル・DTK推進部事業変革課 佐野 双美様
弊社では脱炭素化の加速など外部環境が大きく変わる中、これまで取り組んできたエネルギーの安定供給と共に地域に住まわれる皆様の生活を豊かにする新しい時代のよろずやになるべく様々な取り組みを行っております。その一つの施策として「スマートよろずや塾」や「ビジネスデザイン塾」といった人材育成プログラムを2021年よりスタートし、その中で様々なバックグラウンドをもつ出光グループ社員が地域ニーズや社会課題を解決する次世代事業の創出に取り組んでいます。
新規事業創出においては、「顧客視点での課題解決」を重視しており、ユーザーインタビューを通して、顧客を理解し、得られたインサイトから事業を作っていきます。従来は社内の対象者を探したり、知人の伝手を辿ってインタビューを行っていましたが、対象者を見つけるのに時間がかかってしまったり、調整時の事前情報からバイアスがかかってしまうなどの課題を抱えていました。
uniiリサーチのサービスは、様々な地域や特性を持つ方々に素早くアクセスでき、率直な声を聴くことができるため、顧客の多くの声をアイデアのブラッシュアップにつなげられることが素晴らしいと思います。また、人材育成塾では同時に複数のチームが顧客インタビューを進めていく中で、経費の精算手続きなど事務局側の作業量に課題を感じていました。今回のアップデートでは、その負担が軽減され、とても便利になりました。
株式会社ワコールホールディングス 未来事業開発室 山野 翔太様
ワコールといえば女性用インナーウェアのイメージが強いかと思います。しかし、今後は既存の領域にとらわれず、事業のバリューチェーンをお客様起点で再構築することで、これまで以上にお客様と「深く、広く、長く」繋がる関係づくりを目指していきます。
そのための施策の1つとして、従業員のイントレプレナーシップに基づくボトムアップ型の新規事業提案制度を2013年より運営しています。私が運営を担当して2年が経過しましたが、強く感じたことの1つが、“お客様像を会社側の理想や仮説で勝手に特定していること”でした。しかし、社内アンケートだけでは本当の顧客の声を拾うことが困難であり、検証がなかなか進まない状況がありました。
uniiリサーチを活用することで、偏ったフィルターの入っていない「純粋な市場の顧客」に対して「安価」で「簡単に募集」でき、そして「最短当日」のインタビューをすることができ、事業提案者の仮説をより研ぎ澄ますことができております。その結果、自信をもって事業化検証を進めることができているため、今後も活用をさせていただくことで事業の精度を向上していければと考えています。
〇オンラインユーザーインタビューの特徴
オンラインユーザーインタビューとは、ビデオ通話のできるアプリやツールを使って実施する定性調査です。
これまで、国内のマーケティングリサーチではアンケート等の定量調査が中心に行われてきました。しかし、定量調査では市場の規模感の把握が可能な一方、ユーザーの多様化が進み、技術だけでの差別化が困難な近年では、「顧客がどのようなことを求めているか?」といった顧客心理(インサイト)を理解し、ニーズを発見するために定性調査、特にインタビューが行われるシーンが増えてきました。さらに、コロナ禍を経てオンライン化が進んだことにより、全国の幅広いユーザーに場所の制約を受けることなく調査可能なオンラインインタビューが行われ、その動きは加速しています。従来は会場の準備が必要で対象者を集めることが非常に難しかったインタビューによる調査ですが、必要性の高まりとオンライン化によって「予算」と「時間」を抑えることが可能となり、実施のハードルが下がったことにより、今後さらなる浸透が予測されます。
〇ユーザーインタビュープラットフォーム『uniiリサーチ』について
『最短当日』『1名1,500円~』全国のユーザーに対してインタビュー形式でのインサイト収集が可能な、ユーザーインタビュープラットフォームです。2021年7月リリースで、利用企業数300社、累計マッチング数3,000件を突破。※2022年6月16日時点
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support@unii-research.com(担当:広報)