
生成AIでアンケートを作成する方法|プロンプト・メリット・無料ツールを紹介
手動でのアンケート作成に時間がかかっている方も少なくないのではないでしょうか。
時短のために生成AIを使ってアンケートを作成したいと思っても、設計方法や質問内容、分析方法などがわからずに悩んでいませんか?
・質の高いアンケート回答が集まらない
・AIでのアンケート作成は何から始めればよい?
・どのようなプロンプトで作成できる?
このような悩みや疑問を持つ方も多くいらっしゃいます。
そこで、生成AIを活用したアンケート作成の基本から集計・分析方法まで解説します。今まで手動で多くの時間と労力を消費していた作業が、AIの活用によって大幅に削減できるかもしれません。
本記事を参考に、作業時間を削減し、目的に合った調査設計をしていきましょう。
- アンケートの設計で生成AIを活用する3つのメリット
- 1. 作成時間を短縮できる
- 2. バイアス除去と多角的なアイデアを出せる
- 3. 改善案をもとに質問の精度を高められる
- アンケート作成に活用できる生成AIツール
- 生成AIを使ってアンケート調査を作成する手順
- 1. アンケート対象層・目的・AIに任せる役割を明確にする
- 2. アンケート質問項目のアイデア出しをする
- 3. 集計しやすい回答形式・選択肢に整える
- 4. 作成後に生成AIに改善を依頼する
- 5. 最終的に人間が目視で確認・精査する
- 回答の集計や分析にも生成AIを活用
- 自由記述の回答を項目ごとに分類・数値化する
- 分類されたデータの分析結果を生成する
- 生成AIを活用する際は「個人情報」「機密情報」に注意しよう
- 手軽にアンケート調査を行うなら『ユニーリサーチ』で!
アンケートの設計で生成AIを活用する3つのメリット
まずはアンケート設計に生成AIを活用するメリットを解説します。
1. 作成時間を短縮できる
生成AIを使用してアンケートを作成すると、作成時間を短縮できるのがメリットの1つです。アンケートの質問を一から考える作業は、想像以上に時間がかかるものです。生成AIを使えば、前提条件を入力するだけでアイデアをすぐに提示してくれます。
そのため、ゼロから考える手間が減り、短時間でたたき台を作成できます。結果として、他の重要な業務に時間を使えるようになる点が大きな利点になります。
2. バイアス除去と多角的なアイデアを出せる
多くの情報の中から、多角的なアイデアを出せるのも、生成AIを活用するメリットです。人がアンケート内容を考える場合は、どうしても経験や思い込み(バイアス)に影響されやすくなりますが、生成AIに条件や観点を指定することで、膨大な学習データに基づき、自分だけでは気づきにくい視点からアイデアを得やすくなることや、見落としがちな質問項目を客観的に提示してくれます。
そのため、自分では思いつかない視点の質問を取り入れやすくなるはずです。結果として、よりバランスの良いアンケート設計が実現できるでしょう。ただし、生成AIの回答にも偏りが含まれる可能性があるため、最終的には人の目で確認することが重要です。
3. 改善案をもとに質問の精度を高められる
アンケート作成後にも生成AIを使うことで、改善案などのフィードバックを得られます。作成したアンケートが適切かどうかを、人の目で判断するのは難しい場面もありますが、生成AIは質問の改善点や分かりにくい表現もあわせて指摘してくれるでしょう。
そのため、回答しやすく精度の高いアンケートへと調整ができるようになります。結果として、目的に合ったより質の高い調査結果を得やすくなるはずです。
アンケート作成に活用できる生成AIツール
アンケート作成に活用できる生成AIツールをご紹介します。いずれのツールも無料プランまたは無料で使える機能があり、アンケート作成に手軽に活用できます。目的に合ったツール選びをしていきましょう。
ChatGPT、Gemini、Claude、Microsoft Copilot: アンケートの質問作成、分析、アイデア出しなど、多くの用途に活用可能
Perplexity、Felo、天秤AI:調査テーマに関する情報収集や、複数のAIによる回答比較に活用可能
NotebookLM: アンケート結果のデータを読み込ませ、要約や分析レポートを作成可能
Canva: アンケートフォームや告知用クリエイティブのデザイン作成に活用可能
生成AIを使ってアンケート調査を作成する手順
生成AIを使用して、アンケート調査の内容を作成する方法をご紹介します。
1. アンケート対象層・目的・AIに任せる役割を明確にする
まずは、誰に向けたアンケートなのか、どのような目的で実施するのかを明確にしましょう。AIにどのような役割を任せるのかや、最終的に得たい成果も整理する必要があります。
これらの情報を具体的に生成AIへ伝えることで、より精度の高い提案を受けられます。最初の設計が曖昧だと全体の質に影響するため、丁寧に整理することが重要です。
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プロンプト例:
あなたは最近オープンした飲食店の広報担当です。
ターゲットは、○○レストランに来店したことがある20代~30代の女性。
顧客満足度を調査して、再来店につなげるために改善点を見つけることが目的です。
以下の条件に沿って、アンケート全体の構成案を作成してください。
【条件】
・回答時間は3分以内
・設問数は10問以内
・回答形式は、5段階評価、選択式、自由記述を組み合わせる
・誘導的な質問や、1つの設問で複数の内容を聞く質問は避ける
・分析しやすいように、設問ごとの目的も記載する
【出力形式】
表形式で「設問番号」「質問文」「回答形式」「選択肢」「設問の目的」を出力してください。
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▼「アンケート調査の進め方」についての記事はこちら

2. アンケート質問項目のアイデア出しをする
次に、設定した目的に沿って質問項目のアイデアを生成AIに考えてもらいます。
ターゲット層や利用シーンなどの条件を詳しく伝えることで、より実用的な案を得やすくなります。
複数のパターンを出力させて比較することで、抜け漏れのない構成に近づきます。自分の視点だけに頼らず、幅広い選択肢を得られる点が大きなメリットです。
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プロンプト例:
○○レストランに来店したことがある20代〜30代女性を対象に、顧客満足度アンケートの設問案を10問作成してください。
目的は、再来店につながる改善点を把握することです。
【聞きたい内容】
・レストランを知ったきっかけ
・メニューの満足度
・価格に対する納得感
・従業員の接客印象
・店舗の雰囲気
・立地の利便性
・再来店意向
・改善してほしい点
【条件】
・回答時間は3分以内
・5段階評価、選択式、自由記述を組み合わせる
・選択肢は重複や抜け漏れがないようにする
・誘導的な質問や、1つの設問で複数の内容を聞く質問は避ける
・分析しやすいように、設問ごとの目的も記載する
【出力形式】
表形式で「設問番号」「質問文」「回答形式」「選択肢」「この設問で確認できること」を出力してください。
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▼「アンケートの作り方」についての記事はこちら

3. 集計しやすい回答形式・選択肢に整える
質問が決まったら、回答しやすい形式を整えましょう。選択式や記述式、段階評価など、目的に合った形式をAIに提案してもらいましょう。
回答者の負担を減らす設計にすることで、回答率やデータの質が向上しやすくなります。見やすさや答えやすさを意識したフォーマット設計が成果につながるはずです。
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プロンプト例:
以下のアンケート設問に対して、最適な回答形式を提案してください。
【条件】
・回答者が迷わず答えられる形式にする
・集計しやすい選択肢にする
・5段階評価、単一選択、複数選択、自由記述の中から適切な形式を選ぶ
・選択肢に抜け漏れや重複がないか確認する
【出力形式】
表形式で「設問」「推奨する回答形式」「選択肢案」「理由」「注意点」を出力してください。
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4. 作成後に生成AIに改善を依頼する
アンケートが完成したら、そのまま使うのではなく、改めて生成AIに改善点を確認してもらいましょう。分かりにくい表現や、誘導的な質問がないかをチェックしてもらうこともできます。
客観的な視点でフィードバックを得ることで、内容の精度を高められます。見直し工程を入れることで、より信頼性の高いアンケートに仕上がります。
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プロンプト例:
以下のアンケート案を、調査設計の観点からレビューしてください。
【チェックしてほしい観点】
・調査目的に合っているか
・質問文が分かりやすいか
・誘導的な表現がないか
・1つの設問で複数の内容を聞いていないか
・選択肢に抜け漏れや重複がないか
・回答者の負担が大きすぎないか
・集計や分析がしやすい設計になっているか
【出力形式】
表形式で「該当箇所」「問題点」「修正案」「修正理由」を出力してください。
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5. 最終的に人間が目視で確認・精査する
最後は必ず人の目で全体を確認し、違和感やミス、矛盾点がないかを丁寧にチェックする必要があります。
生成AIは便利ですが、文脈のズレや細かなニュアンスの誤りが残る場合があります。実際の利用シーンを想定しながら読み直すことで、より完成度が高まるでしょう。人による最終確認を行うことで、安心して使えるアンケートが完成します。
回答の集計や分析にも生成AIを活用
回答の集計や分析をする際にも生成AIは使えますので、活用方法をご紹介します。
自由記述の回答を項目ごとに分類・数値化する
自由記述の回答は内容がばらばらで、そのままでは分析しにくい特徴があります。人が処理すると、膨大な時間と労力がかかってしまうものです。
生成AIを活用することで、人手だけで分類するよりも効率的に、似た意見をまとめて項目ごとに分類できます。さらに、それぞれの意見の数を数値として整理も可能です。
感覚ではなくデータとして全体傾向を把握しやすくなります。
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プロンプト例:
アップロードしたExcelファイルは、レストランの顧客満足度アンケートの回答データです。
F列には自由記述の回答が入っています。
F列の回答内容を読み取り、似た意見ごとに分類してください。
【条件】
・分類カテゴリ名を付ける
・各カテゴリの件数をカウントする
・全体に占める割合を算出する
・代表的な回答例を3件まで抜き出す
・判断が難しい回答は「その他」に分類する
【出力形式】
表形式で「カテゴリ」「カテゴリの定義」「件数」「割合」「代表的な回答例」を出力してください。
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ただし、生成AIによる分類や件数カウントには誤りが含まれる場合があります。最終的な件数・割合はExcelやスプレッドシートで確認し、分類基準も人が見直すようにしましょう。
※注意:AIによる計算ミス(ハルシネーション)
生成AIは稀に単純な集計ミスをすることがあります。特に数値データの集計を依頼した際は、AIが算出した合計値と元のデータに齟齬がないか、必ず検算を行うようにしてください。
分類されたデータの分析結果を生成する
分類されたデータをもとに、生成AIは傾向や特徴を分かりやすくまとめてくれます。
生成AIに分析を依頼すると、どの意見が多いのかや、どの点に課題があるのかを客観的に把握できます。
また、改善の方向性や次のアクション案まで提示してくれる点も魅力です。分析にかかる時間を短縮しながら、質の高い意思決定につなげることができます。
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プロンプト例:
アップロードしたExcelファイルは、レストランの顧客満足度アンケートの結果です。
あなたはマーケターとして、アンケート結果を分析してください。
【分析してほしい内容】
・全体の傾向
・満足度が高い項目
・不満や改善要望が多い項目
・再来店意向に影響していそうな要因
・優先的に改善すべき課題
・具体的な改善施策
【条件】
・数値データと自由記述の両方を踏まえる
・根拠となるデータを示す
・推測と事実を分けて書く
・改善案は実行しやすい順に整理する
【出力形式】
「分析サマリー」「主な傾向」「課題」「改善案」「次回アンケートで追加すべき設問」に分けて出力してください。
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▼「アンケート結果の分析方法」についての記事はこちら

生成AIを活用する際は「個人情報」「機密情報」に注意しよう
生成AIは非常に便利ですが、入力する情報の取り扱いには十分な注意が必要です。特にアンケート内容や回答データには、個人情報が含まれるケースも少なくありません。利用するサービスや設定によっては、入力内容がモデル改善などに利用される場合がありますので、氏名やメールアドレス、企業名などをそのまま入力するのは避けましょう。
また、社内の未公開情報や顧客データなどの機密情報も同様に慎重な扱いが求められます。情報が外部に共有される可能性を理解し、必要に応じて匿名化することが重要です。
利用するAIツールの利用規約やセキュリティ方針を事前に確認しておきましょう。安全に活用する意識を持つことで、リスクを抑えながら業務に活かすことができます。
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